Q13、「高校生が喫煙することについてどう思いますか?」

(1)高校生の喫煙に対する「思い」をその趣旨により「良くない」「良い(条件付)」「個人の自由」に大別すると、ほぼ六:一:三の比率となり、飲酒の場合と大きく異なっている。「良くない」とする記述は、一年生では七Oパーセント近くを占めるが、学年が進むにつれて減少し、三年生では半数を若干数割り込んでいる。「良い(条件付を含むことする記述及び「個人の自由」はその逆で、三年生と一年生の記述数を対比すると、前者は約二・五倍、後者は約一・五倍に増加している。これは、学年が進むにつれ、喫煙経験者が増加し、また、喫煙回数が増加することと対応していると思われる。hoshi4
(2)「良くない」とする記述のほとんどは、ただ単に「良くない」「やめるべきである」との結論のみを記述するか、あるいは、健康上の害を理由とするものである。「他人の迷惑となる」「高校生の喫煙は格好が悪い」等の理由を記述するものも多少あるが、法律モラル等を理由とするものは僅かである。旦(体的な例としては、次のような記述があった。
●一番成長している時なんだから、将来を考えると、一番やってはいけない行為だと思う ●喫煙している高校生を注意しないのはどうかと思う ●異常だと思う。高校生喫煙者の大部分は、タバコを吸うことが格好いいもの、ファッショナブルなものだと思っているのだろう。成人すれば思う存分吸えるものなのに、今から吸うなんて、意気がっているだけ。外人モデルが登場するタバコのCMも悪影響を与えているのではないか ●タバコなんか、ただの興味だと思う。他のことに興味をもって自分の大切さに気付いてほしい ●精神的に辛いことがあっても、他に幾らでも落ち着かせる物はあるから、やめてほしい。
(3)「良い」とする記述のうち、条件付のものと無条件のものとを対比すると、全体としてはほぼ一対一であるが、学年が進むにつれ、無条件のものが相対的に増加し、条件付のものが相対的に低下している。無条件のものとしては、一年生では「悪くない」と、控えめな表現が比較的多いのに対し、学年が進につれて、「良い」と言い切り、あるいは、「人に迷惑はかけていない」「もう大人である」等の記述が多くなっている。
条件として、次のような記述があった。
●マナーを守れば ●他人に迷惑をかけなければ ●学校外であれば ●場所を弁えておれば。
更に、次のような記述もあり、問題の深刻さを窺わせる内容である。
●放って置けば良い ●別にいいじゃん ●どうでも良い。
(4)その他に、大人のあるいは社会の責任を指摘するものとして、次のような記述があった。
●今の大人達も高校生ぐらいでタバコを吸っていたんだから、今さら大人に言われでも説得力がない ●精神的に落ち着かないから吸っている人だけでなく、そういう環境を作ってしまった大人にも責任があると思う ●自動販売機で簡単に買える社会にも問題があると思います。